長男は、まだ高校2年生です。

大学受験まで、時間だけ見れば、
まだ1年以上あります。

そして同時に、
結婚とは大きく違う選択だとも感じています。

進路や受験は、
基本的に「一人で決める選択」です。

でも結婚は、
一人で正解を出すものではありません。

それでも最近、よくこんな話をします。

「今年の秋の推薦入試で、行き先を決めたい」

一般入試ではなく、推薦という選択肢。

理由を聞くと、
「早く決まったほうが気持ちが楽になる」
「周りも、推薦を考えてる人が多い気がする」

迷っている、というより、
不安を早く終わらせたいように見えました。

「まだ早い」と言えない理由

親としては、
「まだ高2なんだから」
「もう少し考えてもいいんじゃないか」

そんな言葉が、頭に浮かびます。

でも、実際に口に出すと、
それが長男の不安を軽くするとは思えませんでした。

推薦入試という選択は、
逃げでも、楽でもありません。

「ここで決める」という覚悟が必要な分、
迷いも大きい。

だからこそ、
簡単に否定できないのです。

17歳の頃の自分も、「早く決めたかった」

長男の姿を見ていると、
17歳だった頃の自分を思い出します。

受験は、人生を左右する一発勝負。
一度間違えたら、取り返しがつかない。

本気で、そう思っていました。

だから私は、
「正解」を早く見つけたかった。

迷っている時間そのものが、
不安で、怖かったのです。

「推薦で決めたい」という言葉の奥にあるもの

今なら分かります。

あの頃の私は、
正解を選びたかったのではなく、

「間違えたかもしれない」という不安を、
これ以上抱えたくなかった

のだと。

長男の
「推薦で決めたい」という言葉にも、
同じ気持ちを感じます。

まだ迷いがあっても、
情報が出そろっていなくても、

一度、行き先が決まれば、
気持ちが少し落ち着く。

そう思ってしまうのは、
とても自然なことです。

選んだ道を、正解にしなくていい

よく、
「選んだ道を正解にしていけばいい」
という言葉を聞きます。

以前の私は、
それは“迷わない強い人”の言葉だと思っていました。

でも今は、こう感じます。

選んだ道を正解にしようとすると、
人は自分を追い込みやすくなる。

違和感があっても、
「もう決めたから」と引き返せなくなる。

迷っている自分を、
否定してしまう。

受験も、人生も、「揺れながら」でいい

推薦入試であっても、
一般入試であっても。

進路を決めた瞬間に、
すべてが見えるわけではありません。

むしろ、
決めたあとも揺れる。

それは、
人生の選択も、
結婚も、同じです。

揺れながら考え続けること自体が、
間違いではない。

選択は、
正解になるものではなく、
時間の中で意味が見えてくるもの。

今、進路に迷っている人へ

もし今、
「早く決めないといけない」
「この選択で人生が決まる」

そんなふうに感じているなら、
少しだけ、肩の力を抜いてもいい。

迷っているのは、
ちゃんと自分の人生を考えている証拠
です。

長男には、
今は多くを語りません。

ただ、心の中では、
こんな言葉を置いています。

正解にしなくていい。
向き合っているなら、それでいい。

結婚もまた、「決めたあと」が本番

結婚相談所を運営していると、
「この人で本当にいいのか」と悩む方に多く出会います。

でも結婚は、
受験や進路とは決定的に違います。

結婚は、一人で背負う選択ではありません。

二人で向き合い、
気持ちをすり合わせ、
状況に応じて調整しながら、

関係そのものを、育てていくことができる。

選んだ瞬間よりも、
選んだあと、どう向き合い続けるか。

そこにこそ、
結婚の本当の価値があると感じています。

受験も、進路も、結婚も。

bluebeesは、
「一人で正解を出さなくていい選択」を、
これからも大切にしていきたいと思っています。