こんにちは。岡山の結婚相談所blue bees Okayama代表の西内明子です。

私は婚活カウンセラーとして、会員様の出会いから交際、成婚後の夫婦関係まで支援しています。

また、夫婦家族心理カウンセラー、行動心理カウンセラーの資格を持ち、人の感情や行動、その背景にある心理、そして二人の関係性について学んできました。

会員様との面談で、実際によくお聞きするのが、交際相手の下ネタに関する悩みです。

「交際相手が下ネタをよく言います」
「本人は楽しそうに笑っていますが、私は不快です」
「冗談だと分かっているのに、嫌だと思う私は心が狭いのでしょうか」

相手に悪気はないのかもしれません。

場を盛り上げたい。
親しくなったことを表現したい。
相手にも笑ってほしい。

そのような気持ちから口にしている可能性もあります。

けれど、言った本人が楽しいことと、聞いた相手も楽しいことは別です。

冗談は、二人が一緒に笑えて初めて冗談になります。

なぜ下ネタで笑いたくなるのでしょう

子育てをしていると、小さな子どもが、性器や排泄に関する言葉を口にしただけで大笑いする場面があります。

大人が少し困った顔をしたり、「そんなことを言わないの」と反応したりすると、さらに面白くなって何度も繰り返します。

子どもにとっては、普段あまり大きな声で言わない言葉を口にすること自体が刺激になります。

そして大人になっても、少し言いにくいことや、普段は避けられやすい話題を口にすることで、緊張がゆるみ、笑いが生まれることがあります。

友人同士で下ネタを言い合うことが、親しさや仲間意識の表現になってきた方もいるでしょう。

本人の中では、誰かを傷つける言葉ではなく、人を笑わせたり、距離を縮めたりするために身につけた方法なのかもしれません。

男性は下ネタが好きで、女性は嫌いなのでしょうか

「男性は下ネタが好き」「女性は下ネタが嫌い」と単純に分けることはできません。

下ネタを楽しむ女性もいれば、苦手な男性もいます。

感じ方に影響するのは性別だけではなく、家庭環境、友人関係、職場の雰囲気、これまで所属してきた集団の文化、そして一人ひとりの価値観です。

仲間内で下ネタを言うと、周囲が笑ってくれた。
気まずい空気になったとき、下ネタを言えば場が和んだ。
下ネタを言えることが、親しさの証しになっていた。

そのような経験を重ねると、「下ネタを言えば人との距離が縮まる」と考えるようになることがあります。

一方で、聞く側にとっては、性的な話題を突然持ち込まれること自体が、心の領域へ無断で入られるように感じられる場合があります。

同じ言葉でも、言う側と聞く側では、受け止め方がまったく違うのです。

親しくなったことと、何を言ってもよいことは違います

交際が進むと、少しずつ緊張がほどけ、お互いの素の部分が見えてきます。

それ自体は、関係が深まっている証しでもあります。

しかし、親しくなったからといって、何を言ってもよいわけではありません。

親しさとは、相手の境界線を越えてよいという許可ではないからです。

「これくらい笑ってくれるだろう」
「交際しているのだから問題ないだろう」
「真面目すぎると思われたくないから、相手も笑うはずだ」

そのような思い込みが、相手を傷つけることがあります。

交際中だからこそ、相手が何を楽しいと感じ、何を不快に感じるのかを知ろうとする姿勢が必要です。

愛想笑いは「楽しい」という同意ではありません

下ネタを言われたとき、本当は不快でも、その場の空気を壊さないために笑ってしまう方がいます。

相手を傷つけたくない。
嫌われたくない。
冗談の分からない人だと思われたくない。
交際を終わらせたくない。

そのような気持ちから、つい愛想笑いをしてしまいます。

すると、言った側は「喜んでくれた」「この話題は大丈夫だ」と受け取ります。

そして、同じことを繰り返します。

聞く側は、言われるたびに不快な気持ちをため込み、やがて相手と会うこと自体が苦しくなってしまうことがあります。

笑ったからといって、必ずしも楽しんでいるとは限りません。

性的な話題では、相手の反応を都合よく解釈せず、相手が安心しているかを考える姿勢が大切です。

面談でよくある「嫌と言えない」という悩み

会員様との面談では、「本当は嫌だったのに、その場では笑ってしまいました」というお話を伺うことがあります。

そこで私は、なぜ笑ってしまったのかを一緒に整理します。

下ネタが面白かったから笑ったのか。
気まずい空気にしたくなかったから笑ったのか。
嫌われることが怖くて笑ったのか。

同じ「笑う」という行動でも、その奥にある気持ちは異なります。

行動心理の視点では、表面に見える反応だけで、その人の本当の気持ちを判断することはできません。

愛想笑いの奥に不快感や緊張があると気づいたとき、初めて「私は本当は嫌だった」と自分の気持ちを認められる方もいます。

自分が不快だと感じたことを、自分で否定する必要はありません。

本当に見るべきなのは、不快だと伝えたあとの反応です

交際相手が一度、場に合わない冗談を言ってしまった。

その一度だけで、その人のすべてを否定する必要はありません。

相手は、本当にこちらが嫌だと分かっていなかった可能性もあります。

大切なのは、下ネタを言ったことだけではなく、こちらが不快だったと伝えたあと、相手がどのように反応するかです。

「嫌だと分からなかった。ごめんね」
「これからは気をつけるね」

そう言って気持ちを受け止め、実際に行動を変えられるのであれば、今回の出来事は、二人がお互いを知るきっかけになるかもしれません。

しかし、

「冗談なのに」
「それくらいで怒るの?」
「ノリが悪い」
「みんな笑っている」

と、こちらの感覚を否定する場合は、下ネタそのものとは別の問題が見えてきます。

それは、自分とは異なる相手の感覚を尊重できるかという問題です。

小さな違和感に、結婚後の関係性が表れることがあります

夫婦・家族関係の視点から見ると、二人の価値観が違うこと自体は、必ずしも問題ではありません。

笑いの好みも、金銭感覚も、家事の考え方も、家族との付き合い方も、すべてが同じ人はいないからです。

大切なのは、違いが見つかったときに、二人で調整できるかどうかです。

「自分は平気だから、相手も平気なはず」と考える人なのか。

それとも、「自分は気にならなくても、あなたが嫌なら大切にしたい」と考えられる人なのか。

交際中に感じた小さな違和感への向き合い方に、結婚後のコミュニケーションが表れることがあります。

下ネタの問題は、単に笑いの好みが合うかという話だけではありません。

嫌だと伝えた気持ちを、相手が尊重してくれるか。

そこを見てほしいと思います。

交際相手にどう伝えればよいでしょう

相手の人格を否定するのではなく、自分がどのように感じたかを伝えてみましょう。

「そういう話をされると、私は少し居心地が悪くなる」
「あなたを嫌いなわけではないけれど、下ネタは苦手です」
「私は、二人で一緒に笑える話を大切にしたい」
「これからは、私の前では控えてもらえるとうれしい」

「あなたは品がない」と相手を評価するのではなく、「私は苦手です」「私は不快に感じます」と、自分の感覚として伝えることが大切です。

伝えたあとは、相手の言葉だけでなく、その後の行動も見てください。

  • 不快だったという気持ちを否定せずに聞いてくれるか
  • 言い訳よりも先に、こちらの気持ちを考えられるか
  • 同じことを繰り返さないように行動を変えられるか
  • 間違えて口にしたとき、自分で気づいて謝れるか
  • 二人が楽しめる別のコミュニケーションを考えられるか

その行動に、相手の思いやりが表れます。

我慢して笑い続けなくていい

婚活では、「これくらい我慢しなければ」「細かいことを気にしていたら結婚できない」と、自分に言い聞かせてしまうことがあります。

けれど、結婚相手を選ぶうえで大切なのは、何でも我慢できることではありません。

嫌なことを嫌だと伝えられること。

そして、伝えた気持ちを相手が尊重してくれることです。

価値観がすべて同じ人はいません。

大切なのは、違いがないことではなく、違いが見つかったときに話し合い、二人で調整できることです。

交際相手の下ネタについてよくある質問

下ネタを不快に感じる私は、心が狭いのでしょうか?

心が狭いわけではありません。何を楽しいと感じ、何を不快に感じるかは人によって異なります。無理に相手に合わせて笑う必要はありません。

一度でも下ネタを言う人とは、交際を終了した方がよいですか?

一度の発言だけで判断する必要はありません。大切なのは、不快だったと伝えたときに相手がどう受け止め、その後の行動を変えられるかです。

冗談として言っているのに、注意してもよいのでしょうか?

伝えて大丈夫です。冗談であっても、聞く側が不快に感じることはあります。相手を責めるのではなく、「私は苦手です」と自分の感覚として伝えましょう。

嫌だと伝えても繰り返す場合はどうすればよいですか?

繰り返す場合は、笑いの好みだけではなく、相手がこちらの意思や境界線を尊重できる人かを考える必要があります。一人で判断が難しい場合は、担当カウンセラーへ相談してください。

二人が安心して笑える関係をつくるために

ユーモアは、夫婦や家族にとって、とても大切なものです。

つらいときに心を軽くし、緊張した空気をやわらげ、同じ時間を楽しいものにしてくれます。

だからこそ、一方だけが楽しむ笑いではなく、二人が安心して笑える関係をつくってほしいと思います。

冗談だから我慢しなければならない、ということはありません。

悪気がなければ、相手を不快にさせてもよい、ということでもありません。

冗談は、二人が一緒に笑えて初めて冗談になります。

もし交際相手の言葉に違和感を覚えたなら、それは相手を否定するための材料ではなく、二人の関係について話し合うための大切なきっかけです。

「私は、あなたと一緒に安心して笑える関係をつくりたい」

そう伝えたとき、相手がどのように向き合ってくれるか。

その姿を、結婚を考えるうえで大切に見てほしいと思います。

交際中の違和感を、一人で抱え込まないでください

「こんなことで相談してもよいのだろうか」と思うような小さな違和感の中に、結婚相手を見極めるための大切なヒントが隠れていることがあります。

岡山の結婚相談所blue bees Okayamaでは、出会いを紹介するだけでなく、交際中に生まれる迷いや不安についても、一緒に整理しながらサポートしています。

婚活や交際についてお悩みの方は、岡山の結婚相談所blue bees Okayamaをご覧ください。

この記事を書いた人

西内明子|blue bees Okayama代表

岡山の結婚相談所blue bees Okayamaで、婚活中の出会いから交際、成婚後の夫婦関係まで継続してサポート。会員面談で実際に寄せられる悩みに向き合っています。

夫婦家族心理カウンセラー、行動心理カウンセラーの資格を持ち、感情の背景だけでなく、そこから生まれる言葉や行動、二人の関係性に与える影響を大切にしながら支援しています。

blue bees Okayama代表・西内明子のプロフィール

夫婦・家族心理カウンセラーの資格を取得した理由