こんにちは。bluebees Okayama(ブルービーズ岡山)の婚活カウンセラー・西内です。

今日は女性会員さんからよく相談をいただくテーマ、「彼が親と仲が良すぎて、なんだか引っかかる」という話について書いていきます。

親を大切にする男性は素敵。でも「親の影響が強すぎる男性」には注意が必要

まず大前提として、親を大切にしている男性は本当に素敵です。
家族思いで、優しさがある証拠でもあります。

しかし、婚活ではそこにもう一歩踏み込んで考える必要があります。

それは、“親を大切にしている”のか、“親に支配されている”のかという違いです。

この境界線を見誤ると、結婚後に「夫婦関係より親の意見を優先される」という状況が起きやすくなります。

実際によくある「違和感を覚えるエピソード」

ある女性が、彼とデートの予定を確認しようとした時のこと。

彼から返ってきた答えは、

「夕方以降なら大丈夫。それまでは家族の予定があるから。」

聞いてみると、毎週のように家族全員で買い物に行く日があり、
その予定は親が決め、彼は「必ず付き合うもの」という感覚だったそうです。

最初は「家族仲がいいんだな」と思っていた彼女ですが、
何を決めるにも

  • 「親に聞いてみる」
  • 「家族の予定次第」
  • 「母が決めるから」

という言葉が続き、次第に胸の奥にふわっと違和感が残るように。

その正体は、“家族を大切にしている”というより“親の決定に従うことが当たり前になっている”という点でした。

親密な家族と「境界線がない家族」は全く違う

夫婦家族心理の視点で整理すると、家庭には「境界線(Boundaries)」があります。

境界線が適切な家族の特徴は、

  • 大切にし合っているが、お互いの領域は尊重する
  • 成人した子どもは独立した個人と扱われる
  • 夫婦になれば「新しい家庭」を軸に生きられる

一方で境界線が極端に薄い(または無い)家族では、

  • 親が子どもの予定に介入する
  • 「家族の決まり」が最優先になりやすい
  • 恋愛・結婚にも意見を強く反映する
  • 母親(父親)が無意識に支配的になる

このタイプの家庭で育つと、本人も「自分で決める」より「親の意向を確認する」という行動が自然になりやすいのです。

結婚後に起こりやすい問題とは?

親の影響が強い男性と結婚すると、次のような課題が起きることがあります。

  • 親の判断が夫婦関係に介入する
  • 妻より親を優先してしまう
  • 同居・二世帯などが親の希望で決まってしまう
  • 夫婦で決めたことを親にひっくり返される

もちろん全てのケースが悪いというわけではありません。
しかし違和感を感じている段階で、早めに気づくことはとても大切です。

見極めのポイント:「相談」なのか「許可」なのか

女性が特に見ておきたいポイントはここです。

・親に“相談”しているのか
・親に“許可”を取っているのか

ここに大きな違いがあります。

相談…関係は対等、最終決定は自分
許可…上下関係があり、親の判断が絶対

彼がどちらのタイプかは、会話の中で自然と見えてきます。

相手を責めずに、どう向き合えばいい?

まずは相手の価値観を知り、丁寧に話してみることが大切です。

たとえば、

  • 「将来、親御さんとの距離感はどう考えている?」
  • 「結婚したら、二人で相談して決めていける関係が理想なんだけど、どう思う?」

など、やわらかく聞いてみましょう。

その反応から、

  • 境界線を理解している男性か
  • 親との関係を客観視できているか
  • 結婚後にあなたを最優先にできる価値観があるか

が見えてきます。

まとめ:違和感は「未来のあなたを守るサイン」かもしれない

家族仲が良いことはとても素晴らしいことです。

しかし結婚は「二人で新しい家庭をつくる」もの。
そこに親が強く介入してくる環境は、あなたの幸せを揺るがす可能性があります。

違和感は、未来のあなたからのメッセージかもしれません。
そのサインを大切にしながら、関係性をしっかり見極めていきましょう。

岡山で婚活をしている方へ。
bluebees Okayamaでは、あなたの不安や違和感を一緒に整理し、最適なパートナー選びをサポートしています。

お気軽にご相談くださいね。