先日、男性会員さんとの面談での出来事です。
活動期間は、まもなく1年。
お見合いは成立する。
仮交際にも進む。
2回、3回とデートも続く。
それでも——
真剣交際に進んだことが、一度もありません。
彼は少し笑いながら言いました。
「また、いい人って言われました」
そして続けて、こうも言いました。
「でも、いつもそこで終わるんです」
仮交際には進むのに、なぜ真剣交際に進めないのか
婚活ではよくあるご相談です。
・仮交際までは順調
・2〜3回のデートも問題ない
・でも真剣交際の手前で止まる
相手から言われる言葉は、決まっています。
「本当にいい人です」
「優しいし、誠実です」
「でも、まだ決断ができません」
これは一体、何が起きているのでしょうか。
“いい人”が抱えやすい婚活の壁
彼は本当に穏やかな方です。
相手を否定しない。
自分の話を押し付けない。
急がせない。
感情を強く出さない。
だからこそ、女性側からは時々こう言われます。
「何を考えているのか、少し分かりにくい」
ここが、真剣交際に進めない一つのポイントです。
選ばれる側の視点
真剣交際に入るということは、
・他の可能性を閉じる
・時間を一人に集中させる
・未来を意識する
という心理的な決断を伴います。
そのときに必要なのは、安心感だけではありません。
「この人は、私を選んでいる」
という確信です。
優しさは伝わっている。
誠実さも伝わっている。
でも、好意の温度が見えないと、人は一歩を踏み出せません。
選ぶ側の視点
一方で、彼自身も迷いがないわけではありません。
「嫌じゃないんです。むしろ良い人なんです」
「でも、何かが足りない気がして…」
婚活では、“悪くない”では決められない瞬間があります。
人が最終的に決断するのは、感情が動いたときです。
条件でも、理屈でもなく、
心が動いたかどうか。
夫婦家族心理カウンセラーとして感じること
日々、面談を重ねる中で感じるのは、
感情は「察してもらうもの」ではなく、
「共有して初めて伝わるもの」だということです。
これは結婚生活でも同じです。
言わなくても分かる、は
長い関係の中ではすれ違いを生みます。
婚活は、その予行練習のような時間。
変えるのは性格ではなく“伝え方”
彼にお伝えしたのは、性格を変えることではありません。
ほんの少し、
・楽しかったことを言葉にする
・また会いたいと具体的に伝える
・好意を段階的に表現する
それだけで、相手の安心度は大きく変わります。
「いい人」から
「選びたい人」へ。
差は、とても小さいのです。
もしあなたが今、仮交際で止まっているなら
・仮交際には進む
・でも真剣交際に進まない
・毎回“いい人”で終わる
その原因は、魅力不足ではありません。
足りないのは、感情の可視化かもしれません。
婚活は、選ぶ・選ばれるの戦いではなく、
お互いが確信を持てるかどうかの調整の時間です。
あなたの優しさは、きっと武器になります。
あとは、ほんの少しだけ、伝え方を変えるだけ。




