先日のコラムで、成婚退会後になかなか結婚準備が進まず、不安になってしまう方について書きました。

二人の歩くスピードが違うこと自体は、決して悪いことではありません。

大切なのは、お互いが何を考えているのかを知り、話し合えること。

でも今日は、その話をもう少し深く掘り下げたいと思います。

成婚退会後に感じる違和感の中には、単なる「ペースの違い」では片づけない方がいいものもあるからです。

「あれ?この人、こんな人だったかな。」

もし、そんな変化を感じたとき。

どう考えればいいのでしょうか。

成婚退会後に、初めて見える一面もある

お見合いから仮交際、真剣交際。

結婚相談所での活動中は、お互いに「結婚相手としてどうだろう」という意識を持って相手と向き合っています。

そして成婚退会すると、二人の関係は次の段階へ進みます。

結婚相談所という枠を離れ、いよいよ二人だけで結婚に向かって歩き始める。

そのとき、それまで見えていなかった相手の一面が見えてくることがあります。

以前より感情的になることが増えた。
突然、強い口調で責められるようになった。
こちらの行動を細かく確認されるようになった。
連絡の頻度が極端に減った。
逆に、常に連絡を求められるようになった。
自分の意見を伝えると、不機嫌になる。
否定されたり、馬鹿にされたりすることが増えた。

もちろん、一つの行動だけを見て「この人はダメ」と判断することはできません。

誰にでも機嫌の悪い日はあります。

仕事が大変な時期もあります。

環境が変われば、心に余裕がなくなることもあります。

でも、だからといって、自分が感じた違和感を全部「気のせい」にする必要もありません。

「変わった」のか、「見えていなかった」のか

成婚退会後に相手の態度が変わったと感じたとき、よくこう思います。

「付き合っているときは、こんな人じゃなかったのに。」

本当に相手が変わったのかもしれません。

でも、もしかすると、以前から持っていた一面が、関係が深くなったことで見えるようになったのかもしれません。

これは、どちらでもいいと思っています。

大切なのは、原因を突き止めることよりも、

「今、自分はこの関係の中でどう感じているのか。」

を見ることです。

一つの出来事より、「繰り返されているか」を見る

例えば、一度だけ感情的になってしまった。

それだけで、その人のすべてを判断する必要はありません。

大切なのは、その後です。

落ち着いたあとに話し合えるのか。
自分の言動を振り返ることができるのか。
こちらの気持ちを聞こうとしてくれるのか。
同じことが何度も繰り返されていないか。

人は誰でも失敗します。

夫婦になれば、お互いに感情的になることだってあるでしょう。

だから私たちが見るべきなのは、

「問題が起きない人か」ではなく、「問題が起きたときに二人で向き合える人か」。

なのだと思います。

「私が悪いのかな」が増えてきたら

もう一つ、少し注意してほしいことがあります。

相手との関係の中で、

「私の言い方が悪かったのかな。」
「私が気にしすぎなのかな。」
「怒らせた私が悪いのかな。」
「これくらい我慢するべきなのかな。」

こんなことを考える時間が、以前より増えていないでしょうか。

もちろん、自分自身を振り返ることは大切です。

でも、いつも自分だけが悪いことになっている。

相手を怒らせないように言葉を選び続けている。

何かを伝える前に、相手の機嫌を確認するようになった。

そんな関係になっているなら、一度立ち止まってほしいと思います。

結婚は、相手の機嫌を損ねないように生き続けることではありません。

連絡が「減った」「増えた」だけでは判断できない

成婚退会後の相談では、連絡頻度の変化も不安につながりやすいものです。

以前は毎日連絡があったのに、急に少なくなった。

逆に、それまでは適度な頻度だったのに、返信が少し遅れただけで何度も連絡が来るようになった。

ただ、ここでも「多い・少ない」だけで判断するのは早いと思います。

見るべきなのは、その背景と、こちらの気持ちを伝えたときの相手の反応です。

「最近連絡が少なくなって、私は少し不安に感じている。」

そう伝えたとき、

「ごめん、仕事が忙しくて。心配させたね。」

と話し合えるのか。

それとも、

「そんなことでいちいち言われても困る。」

と、こちらの気持ちそのものを否定されるのか。

同じ「連絡が減った」という出来事でも、二人の関係性はまったく違います。

話し合いで解決できる違いと、そうではない問題

結婚生活では、価値観の違いは必ずあります。

連絡頻度。
お金の使い方。
休日の過ごし方。
家族との付き合い方。
家事の分担。

こうした違いは、二人で話し合いながら着地点を探していくものです。

でも、すべてを「価値観の違い」という言葉で片づけてはいけないと思っています。

怖くて自分の意見を言えない。
人格を否定される。
行動を過度に制限される。
怒鳴られる、威圧される。
嫌だと伝えていることを繰り返される。

こうしたことまで、

「結婚したらお互い我慢も必要だから。」

で終わらせる必要はありません。

「違いを調整すること」と「自分を傷つけることに耐えること」は、まったく別です。

成婚退会したから、結婚しなければならないわけではない

ここは、とても大切なので、はっきり書いておきたいと思います。

成婚退会したからといって、何があってもその人と結婚しなければならないわけではありません。

成婚退会まで進んだ。

家族にも話した。

周りにも祝福してもらった。

ここまで時間も使った。

だから、今さらやめられない。

そんなふうに思う必要はありません。

結婚相談所で成婚退会することが目的だったわけではないはずです。

その人と、その先の人生を一緒に歩んでいきたいと思ったから、成婚退会したはずです。

ならば、その前提が大きく変わったと感じたときに、もう一度考えることは決して間違いではありません。

「別れる」「結婚する」の二択にしなくていい

違和感を感じたからといって、すぐに別れを決める必要もありません。

逆に、「せっかく成婚退会したんだから」と、そのまま結婚へ進む必要もありません。

まずは立ち止まる。

そして整理する。

何が起きているのか。
いつから変わったのか。
一度だけなのか、繰り返されているのか。
自分は何に傷ついているのか。
相手と話し合うことはできるのか。
話したあと、相手の行動は変わったのか。

感情だけで「大丈夫」「もう無理」と決める前に、事実を一つずつ整理してみる。

一人では難しければ、誰かと一緒に整理すればいいんです。

私たちは「成婚退会」を守りたいわけではありません

結婚相談所にとって、成婚退会は嬉しい出来事です。

私たちだって、とても嬉しい。

でも。

bluebeesが守りたいのは、「成婚退会」という結果ではありません。

その人の、その先の人生です。

だから、成婚退会後に、

「ちょっと聞いてほしい。」
「なんだか以前と違う気がする。」
「私が考えすぎなのか分からない。」
「結婚していいのか、少し不安になってきた。」

そう思ったら、連絡してください。

「そんなことくらいで」とは思いません。

むしろ、大きな問題になる前の小さな違和感だからこそ、一緒に考えられることがあります。

幸せになるために、成婚退会したのだから。

成婚退会は、結婚するための約束ではありません。

幸せな人生へ向かうために、二人で一歩を踏み出したということ。

だから、その先で何か違うと感じたなら、立ち止まってもいい。

話し合ってもいい。

誰かに相談してもいい。

そして必要なら、もう一度、自分の人生について考えてもいい。

「ここまで来たから」ではなく、「これからどう生きたいか」。

私たちは、そちらを大切にしたいと思っています。

出会いから、結婚。

そして、その先の人生まで。

bluebeesは、成婚退会したあとも、あなたの味方でありたいと思っています。


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